2024年06月07日
公益社団法人日本歯科医師会とライオン株式会社は、歯と口の健康週間中の6月4日(火)16時から21時まで、子どもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」(江東区)(※)で、「歯科健診で、予防歯科をはじめよう!」をテーマにスペシャルイベントを開催しました。
スペシャルイベントは、親子で楽しく正しいお口のケアを学び、歯とお口への関心を高め、歯科医師の仕事を知ってもらうと同時に身近に感じてもらうことや、親子で歯科における予防の重要性について理解を深めてもらうのが目的です。
2年ぶりの開催となった本イベントでは、3~15歳までの子どもとその保護者600組1,200名を招待し、2つの限定プログラムを実施しました。
※ ライオン株式会社は、キッザニア東京のオフィシャルスポンサーです。
▶体験型イベント「やってみよう歯科健診!はじめよう予防歯科!」
デンタルミラーを使いながら歯科健診を体験する子ども
親子が2名1組で参加した歯科健診のイベントでは、デンタルミラーを用いて、お互いの口の中を観察しながら、お口の状態をチェックしました。親子1組に対して、日本歯科医師会会員の歯科医師1名が付き添い、歯科健診をサポートするとともに、一人ひとりに合ったお口のケアの方法をアドバイスしました。
また、歯科衛生士からは顎模型や歯ブラシ等を使った歯のみがき方やデンタルフロスなど基本的なセルフケアについて説明しました。
参加した子どもからは、「お母さんのお口の様子を初めて見た」「歯医者さんのお仕事を体験できて面白かった」などの声が聞かれました。
保護者からは「子どもの歯の状態が気になるところがあったので、良かった」、「歯みがきの大切さを改めて感じたので、今日から実践していきたい」などのコメントがありました。
▶ レクチャーイベント「歯医者さんと学ぼう!今日からできる予防歯科」
日本歯科医師会の伊藤明彦常務理事が講師を務めたレクチャーイベントでは、歯科衛生士とともに、歯科医院で働いている歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士等のお仕事の内容を説明しました。また、歯科医院で使用する器具やむし歯のメカニズム、歯のみがき方から予防歯科のポイントなどについてクイズを交えながら話し、定期的に歯科医院で診てもらうことやセルフケアの大切さといった口腔健康管理の重要性を伝えました。また、歯科医院での治療に使用する器具の紹介では、参加した子どもに、本物の器具の操作を体験してもらいました。
(写真左)レクチャーイベントで講師を務めた伊藤明彦常務理事
(写真右)歯科衛生士の補助の下、スケーラーの操作を体験する子ども