日本歯科医師会は1903年(明治36年)11月に設立され、2023年(令和5年)で創立120年を迎えました。
日本歯科医師会は1903年(明治36年)に、歯科医師の身分や業務を確立する歯科医師法の制定を目指し114名の歯科医師による「大日本歯科医会」として発足したのが始まりで、法律による強制設立・強制加入の団体でしたが、戦後の1947年(昭和22年)に、任意設立・任意加入の民法第34条に基づく社団法人となりました。
そして公益法人制度改革が行われたことに伴い、2013年(平成25年)4月1日に公益社団法人に移行し、今日に及んでいます。
日本歯科医師会は、正会員と準会員とで組織されており、会員の会費によって運営されています。
日本歯科医師会は、わが国の歯科医師社会を代表する唯一の総合団体であり、医道高揚、国民歯科医療の確立、公衆衛生・歯科保健の啓発及び学術研修事業、ならびに歯科医学の進歩発展を図り、国民の健康と福祉を増進する事業等を行っています。また、国際的学術交流にも力を入れており、世界歯科連盟(FDI)に加盟し、年次歯科大会には代表団を派遣しています。
そのほか医道審議会や、医療審議会及び中央社会保険医療協議会(中医協)等政府関係の各種審議機関に参画するとともに、日本歯科衛生士会や日本歯科技工士会等の歯科関係団体に加え、日本医師会、日本薬剤師会、日本看護協会等の医療関係団体とも緊密な連携をとり、我が国の歯科医療及び社会福祉の発展向上に努めています。
なお、2024年(令和6年)8月末日現在の会員数は、63,626名です。