2020年06月19日
日本歯科医師会はこのほど、「新型コロナウイルスなど感染症対策における歯科の重要性」に関する国民向けの情報をホームページに掲載しました。
今回掲載したのは、感染症対策に欠かせない免疫力を高めるための口腔ケア。口の中にあるプラーク(歯垢)や舌の表面についた舌苔などの細菌が口の中の免疫の働きを阻害するため、これらの細菌を口腔ケアにより減らすことで、免疫が十分に働くようになることを紹介しています。
また、新型コロナウイルス感染症について、ワクチンや治療薬がまだ完成していないことや、不透明な部分も多数あることから、歯磨きなど感染しないために良いと考えられることは、何でも行うことが重要性になります。
さらに、歯周病とウイルス感染との関係性にも触れ、歯科疾患を進めないための歯科医院でのチェックを呼びかけています。
本情報は、神奈川歯科大学副学長の槻木恵一氏が執筆・監修しています。
■「新型コロナウイルスなど感染症対策における歯科の重要性」
・口腔ケアで免疫力アップ!
https://www.jda.or.jp/corona/tsukinoki.html
「nico」2018年6月号「特集:唾液のチカラ」槻木恵一(クインテッセンス出版刊)より イラスト:有村綾