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プレスリリース・活動報告

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日歯、日歯連盟が30年度診療報酬改定・予算対応で要望
自民党国民歯科問題議員連盟総会

(左から)堀憲郎・日歯会長、高橋英登・日歯連盟会長、村岡宜明・日歯専務理事、久保田智也・日歯連盟理事長、瀬古口精良・同常務理事、遠藤秀樹・日歯常務理事、蓮池芳浩・同理事が出席した

 日本歯科医師会と日本歯科医師連盟の役員は11月21日(火)、都内の自由民主党本部にて開催された国民歯科問題議員連盟(尾辻秀久会長、石井みどり事務局長)総会に出席し、堀憲郎・日本歯科医師会会長は高橋英登・日本歯科医師連盟会長とともに、平成30年度の歯科診療報酬改定及び歯科関係予算案に関わる歯科界としての要望内容を説明し、力添えを要請しました。

 要望では、堀日本歯科医師会会長が「健康寿命の延伸に向けて」と題して、歯科医療・口腔健康管理による医療の財政面での効果や、歯科界の抱える現状の課題を説明しました。その上で、歯科医療及び口腔健康管理の充実を通じて、国民の健康寿命の延伸に貢献するためにも「成人期以降の歯科健診の制度化等、生涯にわたる歯科健診の推進」など8項目の対応を求めました。

 村岡宜明・同専務理事は、平成30年度の制度・予算要望について説明。歯科医療の充実は医療費の財政的な側面にも貢献できるとして「健診事業の充実」の他、「医科歯科連携の拡充による歯科医療提供体制の構築」などを訴えました。

日歯の説明に耳を傾ける国会議員

 国民歯科問題議員連盟の尾辻秀久会長は本年10月の衆議院議員総選挙における歯科界の支援に対する御礼を述べた上で、平成30年度の予算、税制改正対応などについて「総選挙の影響で慌ただしい日程となっており、財務省のペースで進む恐れがあるので、気を引き締めて作業を進めていかなければならない」と挨拶しました。

 厚生労働省による30年度の歯科診療報酬改定の対応状況や歯科関係予算概算要求に係る説明の後、出席した議員から厚生労働省の姿勢や考え方を質す声や歯科医療の充実を求める意見が数多く上がりました。

 具体的には、▽歯科健診の対象年齢の拡大▽8020運動推進特別事業の拡充▽かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)や歯科訪問診療の施設基準の見直し▽中長期的な社会保障費の削減に向けての歯科の充実▽初再診料格差の是正▽産業歯科医の位置づけ▽デイサービスにおける歯科訪問診療の実施▽スポーツマウスガードの普及促進▽歯科衛生士、歯科技工士の人材確保▽歯科診療報酬の財源確保▽国民への歯科医療啓発強化―など多岐にわたりました。