2023年09月29日
FDI理事に当選した小川氏(26日総会にて、理事候補者のプレゼンテーション)
9月21日からオーストラリア・シドニーで行われたFDI(世界歯科連盟)世界歯科大会に参加していた日本歯科医師会(以下、日歯)代表団は、全日程を終え、27日に帰国しました。
代表団は会期中、総会をはじめFDI世界歯科大会の公式行事に出席。26日午後の総会で執り行われたFDI理事会役員選挙では、日歯が推薦した小川祐司氏(国際渉外委員会委員/FDI公衆衛生委員会副委員長/新潟大学大学院医歯総合研究科教授)が、各国の7割超の支持を得てFDI理事にトップ当選、理事職の奪還を果たし、大きな成果を挙げました。同総会では、現財務責任者のNikolai Sharkov氏(ブルガリア)が、FDI次期会長に、現FDI理事のYoung Guk Park氏(韓国)が財務責任者に選出されました。
また、代表団は9月25日配信のプレスリリースで報告した7カ国会議および米国との懇談会のほか、トルコ、ドイツ、フランス、韓国、アジア地域の国々の歯科医師会と個別の懇談や3カ国歯科医師会会議(日本、オーストラリア、ニュージーランド)への出席など、従来にも増して積極的に会合の機会を設定。今大会における日歯の主要なタスクとして位置づけている各国の歯科医療費の現状に係わる調査を行うとともに、歯科医療を巡る諸課題について活発に意見交換を行いました。
今回のFDI世界歯科大会は、上記事務会議等のほか、豊富な学術プログラム、大規模なデンタルショーも併せて開催され、多数の参加者を得て盛会裏に終了しました。次回の大会は来年9月12日~15日に、トルコ・イスタンブールで開催される予定です。
理事職奪還など大きな成果を挙げた日本歯科医師会代表団