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プレスリリース・活動報告

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歯科用金属の安定供給で政府に要望書提出

松野博一・内閣官房長官(写真上)、萩生田光一・経済産業大臣(写真中央)、佐藤英道・厚生労働副大臣(写真下)に堀憲郎・日本歯科医師会会長がそれぞれ要望書を手渡した。

 日本歯科医師会の堀憲郎会長は3月15日、松野博一・内閣官房長官と萩生田光一・経済産業大臣をそれぞれ訪問し、歯科用金属(金銀パラジウム合金)の安定供給を求める要望書を提出しました。14日には、後藤茂之・厚生労働大臣宛の同要望書を佐藤英道・厚生労働副大臣に手渡しました。

 要望書では、今般のロシアのウクライナ侵攻の影響を受けて、金やパラジウムの価格が急騰しており、特にパラジウムは、世界の供給量の4割をロシアが占めることから、臨床歯科医療で日常的に使われている歯科用金属の素材価格が過去最高値になるなど多大な影響が生じていると指摘しました。

 さらに今後、戦争が長期化した場合、ロシアへの経済制裁、航空運輸の制限などから、供給量が大きく減少した際には、医療現場における歯科用金属材料の入手が困難になることなども強く懸念されるとしました。

 その上で、これらの状況を踏まえ、国民への安心かつ安定的な歯科医療提供を確保するために国として必要な措置を講じるよう要望しました。

 要望に対し、松野内閣官房長官、萩生田経済産業大臣、佐藤厚生労働副大臣は、問題の重要性に理解を示すとともに、要望をしっかり受け止め、対応していく考えを示しました。