2016年09月06日
ポーランドのポズナンで開催されている第104回FDI年次世界歯科大会に出席している日本歯科医師会代表団(堀憲郎会長)は、9月5日から(現地時間5日)の公式行事に臨みました。
5日は午前の7カ国歯科医師会会議(日本、韓国、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)において、会議参加国の歯科医療に関する情報交換の後、オープンフォーラム1と4カ国歯科医師会会議(日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド)に出席しました。
4カ国歯科医師会会議では、数年来の懸案である4カ国による新しい協力組織の構築について精力的に意見交換をしました。FDIにおけるアジア太平洋地域機構の在り方に関する問題意識から、4カ国で継続して協議されてきた案件ですが、新組織の定款案の内容と、当日ニュージーランドからさらに補足された年次会議の在り方等の意見について、日本は基本的に了解しました。また、他のアジア諸国の参加を積極的に促そうという意見に対しては、現在あるFDIのアジア太平洋地域機構(APDF/APRO)の今後の動向を踏まえる必要があると主張するとともに、まず4カ国で新組織を発足させ、将来に向けた方向性を確立した後に検討するべきとのスタンスを示しました。
代表団は6日以降も総会等の公式行事に臨み、11日に帰国する予定です。
※4カ国は現在のFDIアジア太平洋地域機構(APDF/APRO)における運営が不透明だとして2006年に機構を脱退し、同組織の透明化を求めるとともに、新しい協力関係の確立を目指してきました。