プレスリリース・活動報告

　日本歯科医師会はこのほど、動画『早く気づいて対策を！オーラルフレイル』を制作し、ホームページ内の「日歯8020テレビ」（※）に公開しました。

　「オーラルフレイル」とは、「話す」「食べる」「飲み込む」などの口の働きが衰えてきている状態を指します。口の機能が低下すると、よく噛めなくなり、食事もやわらかいもの中心になって栄養が十分に取れなくなるため、要介護状態から早い段階で寝たきりにつながる可能性があります。
　本動画では、そうなる前にオーラルフレイルに早く気づいて対策することの重要性について、監修を担当した昭和大学歯学部高齢者歯科学講座教授の佐藤裕二氏が分かりやすく解説しています。

オーラルフレイルの対策について説明する佐藤裕二氏

　動画内では、口の機能が低下している症状について例を挙げて、その症状に当てはまるか自分でチェックする方法を説明。また、口の機能が低下しないようにするために、「滑舌を良くすること」や「舌の力を鍛えること」が必要であることを述べた上で、そのための具体的な口腔の体操を紹介しています。

滑舌を良くする口腔の体操

　佐藤氏は、口の機能低下に早く気づくことが重要であり、気づいた時に対策することで、衰えた機能が戻る可能性があると説明し、特に高齢者には予防に努めてほしいと呼び掛けています。

※「日歯8020テレビ」では、歯と口の健康について分かりやすく説明するとともに、誰でも簡単に実践できる歯と口の健康づくりの取り組みを動画で紹介しています。

■動画URL 『早く気づいて対策を！オーラルフレイル』（7分21秒）
・日本歯科医師会HP「日歯8020テレビ」
　https://www.jda.or.jp/tv/101.html

・日本歯科医師会YouTube公式チャンネル
　https://www.youtube.com/user/dent8020