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プレスリリース・活動報告

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歯科医療機器の国際標準化に日本代表団が活躍
ISO/TC106年次会議(ミラノ)

シュマルツISO/TC106議長(右から3番目)を訪問する日本代表団

 第54回ISO/TC106(国際標準化機構/歯科専門委員会)年次会議が9月16日(日)~21日(金)の6日間、イタリア・ミラノのマリオットホテルで開催されました。

 日本からは牧野利彦団長(日本歯科医師会副会長)、杉山茂夫副団長(同常務理事)をはじめ、根來紀行副団長(日本歯科材料器械研究協議会会長)、小田豊TC106日本議長(東京歯科大学名誉教授)ほか日歯器材関係委員会の委員や大学、歯科業界関係者など総勢86名が参加し、日常の診療で使用される歯科材料・器械の品質および安全性を確保するため、歯科材料・器械のISO規格の改訂作業や新規作成に向けて各国代表と審議を行いました。

 会議では、8つのサブコミッティ(SC)の中、SC7とSC9の2つで日本が国際議長(SC7:中嶌裕・明海大学歯学部教授、SC9:高橋英和・東京医科歯科大学教授)及び国際幹事を務め、ワーキンググループ(WG)のコンビーナ(座長)も2名増えるなど、日本の役割が増しています。また、SC2/WG16では硬質レジンのCAD/CAM用材料及び3Dプリンター用材料の規格化、SC7/WG1では歯ブラシの毛先を丸める要求事項など、新たな歯科医療機器の規格化や安全・安心に向けた検討が行われました。

 会期中の18日(火)の午前には、牧野団長他関係者がシュマルツISO/TC106議長を表敬訪問し、来年、日本(大阪)で開催する第55回年次会議の運営に関わる詳細な打合せを行いました。さらに、最終日のISO/TC106総会では、今里聡SC1日本議長(大阪大学大学院歯学研究科教授)から大阪会議のプランが紹介されました。

 次回年次会議は、来年9月15日(日)~20日(金)の6日間にわたって、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開催される予定です。

(左)TC106総会に臨む日本代表団、(右)TC106総会の様子