令和3年度「歯科医療関係者感染症予防講習会」
eラーニング教材
厚生労働省からの受託事業として、歯科医療関係者が歯科医療機関における新型コロナウイルスの特徴を踏まえた院内感染対策を、広く習得できるよう、新型コロナウイルスに関する基礎知識及び新型コロナウイルスの特性を踏まえた院内感染対策についてeラーニング教材を作成しました。
教材として、動画・テキスト(スライドデータ)・自己確認テスト(〇×問題)を用意しています。視聴後にはぜひ自己確認テストを受講ください。
講演1
新型コロナウイルスに関する基礎知識
澁井武夫(日本歯科大学附属病院教授)
【テキスト】新型コロナウイルスに関する基礎知識(941KB)
自己確認テスト
- Q1新型コロナウイルスはヒトに感染する第19番目のコロナウイルスである。
A1×第7番目である。
- Q2エンベローブを持たないウイルスも存在する。
A2○
- Q3エンベローブはアルコールに耐性がある。
A3×アルコールによって破壊される。
- Q4ウイルスは自己複製可能である。
A4×不可能である。
- Q5SARS-Cov-2感染にはACE2受容体が関与する。
A5○
講演2
新型コロナウイルスの特性を踏まえた院内感染対策
石垣佳希(日本歯科大学附属病院教授)
【テキスト】新型コロナウイルスの特性を踏まえた院内感染(3.38MB)
自己確認テスト
- Q1歯科治療時に生じる飛沫により新型コロナウイルスに感染することがある。
A1○飛沫中にウイルスが存在すれば感染する可能性がある。
- Q2新型コロナウイルスはサージカルマスクの表面には数分しか生存できない。
A2×マスク内面に4日、外面に7日生存するとされる。
- Q3新型コロナウイルスはエアロゾル中で3日間感染力を有する。
A3×エアロゾル中には3時間程度感染力を有するとされる。
- Q4換気はエアロゾル感染対策に対して有効である。
A4○こまめな換気が大切である。
- Q5ワクチン接種をすれば他人を感染させることはない。
A5×ワクチンは発症や重症化には有効であるが、
感染を防止する効果は無いので他人を感染させる可能性がある。
本教材は令和3年10月20日に撮影し、作成しています。将来的な医学的見解の変更により見直される可能性があります。
本受託事業では、歯科保健医療の安全の確保を図ることを目的に、歯科医療関係者に対して、HIV ウイルスやHBVウイルス、新型コロナウイルス等の特徴を踏まえた院内感染対策等に関する「歯科医療関係者感染症予防講習会」を実施しています。令和3年度は青森県、山梨県、三重県、富山県、岡山県、佐賀県の全国6箇所での開催となります。詳細につきましては、令和3年度 歯科医療関係者感染症予防講習会実施要領をご覧ください。
過去のeラーニング教材