PC表示に切り替えるスマートフォン表示に切り替える

歯科医療関係者感染症予防講習会

令和6年度「歯科医療関係者感染症予防講習会」
eラーニング教材

 厚生労働省からの受託事業として、歯科医療機関における新型コロナウイルス感染症の5類移行後の対応等、基礎知識及び特性を踏まえた実践的な院内感染対策について、eラーニング教材を作成しました。
 教材として、動画・テキスト(スライドデータ)・自己確認テストを用意しています。視聴後にはぜひ自己確認テストを受講ください。

講演

歯科医療機関における新型コロナウイルス感染症の5類移行後の対応

星 和人(東京大学大学院医学系研究科 教授)

【テキスト】歯科医療機関における新型コロナウイルス感染症の5類移行後の対応(879KB)

自己確認テスト
Q1口腔は、SARS-CoV-2が存在する可能性が高い臓器である。
A1唾液腺にはウイルスの受容体、アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)などが発現しているため、
口腔はウイルス侵入経路となりやすい。
Q2半袖のスクラブは、COVID-19対策用の個人防護服として適切である。
A2×皮膚を露出させないことが必要。手首が露出されない長袖ガウンのほか、耳も覆われる手術帽子、N95マスク、顔面が覆われるフェイスシールド、の着用が推奨される。
Q3口腔外バキュームは、エアロゾルの拡散防止に有用である。
A3患者の口腔の真上10cmのところに設置すると、
エアロゾル回収の効率が良いという報告がある。
Q4COVID-19は、2023年5月8日に感染症法5類に移行したが、依然として濃厚接触者は、5日間の待期期間が必要である。
A4×5類移行後、濃厚接触者の待期期間は設定されてない。
Q5COVID-19の診断には、SARS-CoV-2抗原定性検査だけでは不十分で、核酸検出検査(PCR検査)が必須である。
A5×診断には簡便な抗原定性検査が使われることが多い。
一方、感染管理のためにウイルス定量が必要な場合などには、PCR検査を使用する。

本教材は令和6年10月22日に撮影し、作成しています。将来的な医学的見解の変更により見直される可能性があります。

本受託事業では、歯科保健医療の安全の確保を図ることを目的に、歯科医療関係者に対して、HIVやHBV、新型コロナウイルス感染症等の病原体各々の特徴を踏まえた院内感染対策等に関する「歯科医療関係者感染症予防講習会」を実施しています。令和6年度の開催については、令和6年度 歯科医療関係者感染症予防講習会実施要領をご覧ください。

過去のeラーニング教材