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セミナー

【受付終了】
日本歯科医師会 主催
「令和5年度 嚥下機能評価研修会 〜嚥下内視鏡検査実習〜」

開催概要

主催

公益社団法人 日本歯科医師会

協力

一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

目的

 歯科医療現場において、高齢者・要介護者に関する嚥下機能評価の需要は年々高まりつつあります。このような状況において、本会会員はその要望に応えるべく適切な研修を受け臨床に取り組んでいるところです。
平成30年2月には、嚥下の専門医学会である日本嚥下医学会により、国民一人一人がより高度な嚥下診療を受けられることを目的に日本嚥下医学会認定相談医、嚥下相談歯科医、嚥下相談員の制度(日本嚥下医学会認定嚥下相談医等制度)が設けられました。
 また令和2年4月、本会と日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(当時:日本耳鼻咽喉科学会)では、摂食嚥下障害患者に対し適切な診断と治療を提供し、安全な経口摂取により健康寿命の延伸をはかることを目的とし、両者の連携・協力のさらなる推進に向けて「摂食嚥下障害診療における歯科と耳鼻咽喉科との連携」に関する提言を取りまとめました。
 それらを踏まえ、本会会員が嚥下医療の専門知識をさらに深めるべく、日本嚥下医学会が実施している「胃瘻造設に関わる嚥下機能評価研修会」と同一内容の嚥下内視鏡検査実習を日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の協力のもと、下記要項で開催いたします。

対象

歯科医師(日本歯科医師会会員)

※本研修会は歯科医師が対象であり、所定の受講修了者には修了証を発行いたします。その他の医療職の方は参加できませんのでご注意願います。

開催日時

2024年(令和6年)2月25日(日)9時より17時(予定)

開催会場

国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区戸山1-21-1)
講義:医療協力局5階大会議室
実習:耳鼻咽喉科外来

定員

50名(応募多数の場合、抽選)

受講料

30,000円(内税込み。実習費、昼食費、テキスト代、修了証代等)

※受講料は、本会から受講申込み受理の連絡があった後に、日本歯科医師会の指定口座に振り込むものとし、受講手続き完了後は受講を辞退されても受講料は返金いたしません。振込手数料は申込者負担とさせていただきます。

申込方法

所定の様式にて所属の都道府県歯科医師会に申し込み
日歯直轄準会員は、学術課へ直接ご連絡ください。

プログラム(案)

1)嚥下機能および嚥下障害に関わる総論
  木村百合香(昭和大学江東豊洲病院) 50分
(1)口腔・咽頭・喉頭の解剖
(2)摂食・嚥下のメカニズム、神経調節機構
(3)嚥下障害の代表的疾患

2)嚥下障害の評価・診断法 藤本保志(愛知医科大学) 50分
(1)精神・身体機能の評価
(2)口腔・咽頭・喉頭等の診察
(3)簡易検査
(4)嚥下内視鏡検査(総論)
(5)嚥下造影検査(動画を含めて)

3)嚥下内視鏡検査の実際  兵頭政光(高知大学) 50分
(1)検査実施方法、検査時の注意点
(2)検査所見の評価法(具体的な症例呈示を中心に)

4)栄養管理・気道管理  上羽 瑠美(東京大学医学部附属病院) 50分
(1)代替栄養法(胃瘻を含む)の適応と管理
(2)気道管理の要点

5)摂食嚥下機能療法  唐帆健浩(じんだい耳鼻咽喉科) 50分
(1)嚥下訓練の目的と手技選択
(2)具体的な訓練法
(3)治療効果の評価方法

6)嚥下障害の外科的治療  田山二朗(国立国際医療研究センター病院) 50分
(1)嚥下機能改善手術の適応と術式
(2)誤嚥防止手術の適応と術式
(3)術後管理

7)嚥下内視鏡検査【実技演習】
指導:兵頭政光、木村百合香、藤本保志、上羽 瑠美、唐帆健浩、田山二朗
6ブース×8〜9名程度

※実技演習は受講者がお互いに術者と患者になって行います。

問合せ先

公益社団法人 日本歯科医師会 学術課
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-20 (担当:飯田、齊藤)
TEL:03-3262-9213/FAX:03-3262-9885
E-mail:gakujutsu@jda.or.jp