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口臭

口臭症にはいくつもタイプがあると思いますが。

口臭症の種類

I.真性口臭症
a.生理的口臭 器質的変化,原因疾患がないもの(ニンニク摂取など一過性のものは除く)
b.病的口臭
1.口腔由来の病的口臭
口腔内の病気、機能低下などによる
2.全身由来の病的口臭
II.仮性口臭症
患者さんは口臭を訴えるが、社会的容認限度を超える口臭は認められず、検査結果などの説明により訴えの改善が期待できるもの
III.口臭恐怖症
真性口臭症、仮性口臭症に対する治療では訴えの改善が期待できないもの
図7 口臭症の国際分類 (一部改変)

口臭治療ガイドラインとして、国際口臭学会の研究グループが口臭症の国際分類を決めましたので 図 7に示しました。口臭症は、実際に口臭を有する真性口臭症と、口臭の無い仮性口臭症、そして口臭恐怖症があります。 真性口臭症は、さらに生理的口臭と病的口臭があり、生理的口臭は原因の疾患がなく、 主に舌苔で産生される口臭です。日本の口臭患者の約 1/3 がこれにあたると考えられます。 

病的口臭は、さらに 口腔由来と全身由来に分類し、口腔由来の病的口臭は、歯周病が原因のことがほとんどで、 口臭患者の約 1/3 が相当します 。時々、唾液の分泌減少による口臭も見られます。

歯周病の口臭は、歯肉から発生すると誤解されていますが、実は多くが舌苔から発生します。その他、口内炎や口腔癌など潰瘍を作る病気も原因となります。全身由来の病的口臭では、内科・耳鼻科などの病気や、内服薬が原因の口臭もありますが、我が国では数パーセントと少ないようです。

一方、口臭が無いのに「口臭がある」と勘違いして、口臭治療を望む方がいます。このような状態を仮性口臭症と呼びます。仮性口臭症の患者さんは、歯科医師・歯科衛生士の「口臭が無い」という説明を理解できます。ところがまれに「口臭がある」と信じ続ける方もいます。また真性口臭症があり、治療により口臭が消失したのに、上記と同様「口臭がある」と思い続ける方もいます。このような患者さんは、周囲の人々の何気ない動作、例えば他人が「鼻のあたりを手で隠す」行動や、「顔をそむける」などの光景を見ると「自分の口が臭いため」と誤解してしまうようです。このような場合、心理的な要因が大きいので 口臭恐怖症と診断し、他科を紹介することが多いようです。 

口臭が気になったら何科に行ったらよいでしょう?

実際に口臭のある真性口臭症では、原因のほとんどは口にありますので、口臭が気になる方は先ず歯科を受診して下さい。ただし、その他の病気が原因という可能性もあるため、体の調子に注意し、異常があれば担当の先生に相談してください。

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