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マイナンバーカードによるオンライン資格確認を
行うことができない場合の対応について

受付などでご活用いただける簡易マニュアル(チラシ)を作成いたしました。(画像クリックでダウンロード)

本件に関する詳細は、令和5年7月11日付の事務連絡をご参照ください。

何らかの事情でその場で資格確認を行えないケース

  1. 「資格(無効)」、「資格情報なし」と表示された場合
  2. 機器不良等のトラブルによりオンライン資格確認ができない場合
    • 顔認証付きカードリーダーや資格確認端末の故障
    • 患者のマイナンバーカードの不具合、更新忘れ
    • 停電、施設の通信障害、広範囲のネットワーク障害など

資格確認

可能であれば以下のいずれかの方法で資格確認を行う

  • 患者のマイナポータルの資格情報画面(患者自身のスマートフォンで提示可能な場合)
  • 保険証(患者が持参している場合)

上記の方法により資格確認ができない場合

  • 受診等された患者に被保険者資格申立書を可能な範囲で記入、提出してもらってください
    ※提出された申立書は当該医療機関で保管し、診療報酬等の支払いが確認された後、破棄して問題ありません
  • ただし、過去の受診歴から被保険者資格情報が確認でき、被保険者資格申立書に記載すべき情報を把握できている場合、その時から保険資格が変わっていないことを口頭で確認できれば、被保険者資格申立書の提出があったものと取り扱うことができます

窓口負担

上記のいずれかの対応が実施できた場合には、医療機関等の窓口負担として、患者の自己負担分(3割分等)の支払を求めてください

患者がマイナンバーカード、健康保険証のいずれも持参していない場合や、有効な健康保険証の交付を受けておらず、マイナンバーカードによる資格確認を行うこともできない場合には、医療費の全額(10割)を請求することが基本となりますが、過去の受診歴があり、身元が分かっている患者が再診で来院した場合などは、従来通り、個々の医療機関の判断で、3割分等の支払を求めるなど柔軟な対応を行っても構いません

レセプト請求

  1. 現在の資格情報の確認ができた場合は、当該資格に基づき請求を行ってください
  2. 1が困難な場合でも、過去の資格情報(保険者番号や被保険者番号)が確認できた場合には、当該資格に基づき請求を行ってください
  3. 診療報酬請求までに現在および過去の被保険者資格が特定できなかった場合には、明細書の摘要欄に必要な情報を記載し、被保険者資格の情報は「不詳」のまま診療報酬請求等を行ってください
    ※この場合、診療報酬等の支払いまでに一定の時間がかかります
資格情報が不詳の場合のレセプト記載方法
保険者番号 77777777(8桁)
(レセコンの仕様上対応できない場合は「77777779」(8桁))
被保険者等記号 記載なし
被保険者等番号 777777777(9桁)
(後期高齢者医療の場合は「77777777」(8桁))
摘要
  • 先頭に「不詳」と記載(紙レセプトは上部欄外に赤色で「不詳」と記載する)
▼「不詳」と記載した下段に「被保険者資格申立書」に記載された患者の情報を記載
  • カナ氏名
  • 保険種別
  • 保険者等名称
  • 事業所名
  • 住所(複数存在する場合は全て)
  • 連絡先
  • 患者への連絡を行った日付
備考
  • 保険者等名称、事業所名が不明の場合はそれぞれ「保険者等名称記載なし」「事業所名記載なし」と記載する
  • 後期高齢者の場合は、事業者名の記載は不要

診療報酬等の請求の詳細は7月19日付の事務連絡(厚生労働省発出)及び9月15日付の事務連絡(厚生労働省発出)をご参照ください

医療費負担

審査支払機関側で、患者の受診時の加入保険者等を可能な限り特定し、その保険者等が診療報酬等を負担することになります

保険者等を特定することができない場合には、災害等の際の取扱いに準じ、各保険者等で、当該医療機関等に対する診療報酬等の支払実績に応じて診療報酬等を按分して支払うこととなります