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何らかの事情により顔認証付きカードリーダでの
受付が出来ない場合の対応について

マイナ保険証で資格確認が出来ない主なケース

  1. 「資格(無効)」、「資格情報なし」と表示される場合
  2. 患者のマイナンバーカードが使用できない場合(カードの券面汚損、ICチップの破損、カードに搭載されている利用者証明用電子証明書の有効期限切れ)
  3. 停電、施設の通信障害、広範囲のネットワーク障害が発生した場合
  4. 顔認証付きカードリーダや資格確認端末が故障した場合
  5. 災害等が発生した際に患者がマイナンバーカードを紛失した場合
  6. 何らかの事情で顔認証や暗証番号での本人確認ができない場合
  7. 車いす等の利用者や高齢者、障がい者など顔認証付きカードリーダの操作が困難な場合

資格確認方法

それぞれの要因毎に対応方法が異なりますので、適切な対応をお願いいたします。

※患者がマイナンバーカードをお持ちでない場合は有効期限内の健康保険証または資格確認書にて資格確認を行ってください。

▼画像クリックでダウンロード

Aパターン

以下より可能な方法を選択し、患者の資格確認を行う。

(患者が提示可能な場合)
  • マイナポータルの資格情報画面+マイナンバーカード
  • 資格情報のお知らせ+マイナンバーカード
(再診の場合)
  • 過去の受診で請求に必要な資格情報を把握していれば、患者への口頭確認
(初診の場合)
  • 被保険者資格申立書+マイナンバーカード
    ※提出された申立書は当該医療機関で保管し、診療報酬等の支払いが確認された後、破棄して問題ありません

詳細はこちら:https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0011769#apple

Bパターン

要因に応じ、オンライン資格確認システムの緊急時医療情報・資格確認機能のどちらかのモードを使用する。

  • システム障害時モード
  • 災害時モード(災害時医療情報閲覧)
操作マニュアルはこちら

Cパターン

顔認証付きカードリーダの目視確認モードを使用する。目視確認モードは、資格確認端末側とカードリーダ側の両方から立ち上げ可能。

詳細はこちら:https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?sys_kb_id=d2e93d51937caa147fa07cddfaba10b9&id=kb_article_view&sysparm_rank=1&sysparm_tsqueryId=e540ef7c2be62a547852f7ac6e91bfd5

Dパターン

医療機関側の状況に応じ、どちらかのシステムを使用する。

  • マイナ資格確認アプリ(居宅同意取得型)
  • マイナ在宅受付WEB

詳細はこちら:https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0011705

マイナンバーカードによるオンライン資格確認を行うことができない場合の対応に関する詳細は、令和5年7月11日付の事務連絡をご参照ください。

窓口負担

上記のいずれかの対応が実施できた場合には、医療機関等の窓口負担として、患者の自己負担分(3割分等)の支払を求めてください。

※健康保険証の有効期限切れに伴う暫定的な取扱い
令和8年3月末までの対応として、有効期限切れの健康保険証や「資格情報のお知らせ」のみを持参する患者への対応については、患者に10 割の負担を求めるのではなく、過去の受診歴や被保険者番号にて資格情報を照会するなどした上で、患者に対して3割等の負担を求めて構いません。

健康保険証の有効期限切れに伴う暫定的な取扱いに関する詳細は、令和7年6月27日付の事務連絡(厚生労働省発出)をご参照ください。

レセプト請求

  1. 現在の資格情報の確認ができた場合は、当該資格に基づき請求を行ってください
  2. 1が困難な場合でも、過去の資格情報(保険者番号や被保険者番号)が確認できた場合には、当該資格に基づき請求を行ってください
  3. 診療報酬請求までに現在および過去の被保険者資格が特定できなかった場合には、明細書の摘要欄に必要な情報を記載し、被保険者資格の情報は「不詳」のまま診療報酬請求等を行ってください
    ※この場合、診療報酬等の支払いまでに一定の時間がかかります
資格情報が不詳の場合のレセプト記載方法
保険者番号 77777777(8桁)
(レセコンの仕様上対応できない場合は「77777779」(8桁))
被保険者等記号 記載なし
被保険者等番号 777777777(9桁)
(後期高齢者医療の場合は「77777777」(8桁))
摘要
  • 先頭に「不詳」と記載(紙レセプトは上部欄外に赤色で「不詳」と記載する)
▼「不詳」と記載した下段に「被保険者資格申立書」に記載された患者の情報を記載
  • カナ氏名
  • 保険種別
  • 保険者等名称
  • 事業所名
  • 住所(複数存在する場合は全て)
  • 連絡先
  • 患者への連絡を行った日付
備考
  • 保険者等名称、事業所名が不明の場合はそれぞれ「保険者等名称記載なし」「事業所名記載なし」と記載する
  • 後期高齢者の場合は、事業者名の記載は不要

診療報酬等の請求の詳細は令和5年7月19日付の事務連絡(厚生労働省発出)及び令和5年9月15日付の事務連絡(厚生労働省発出)をご参照ください。

医療費負担

最終的に保険者等が分からない場合でも、医療機関が医療費を負担することはありません。
審査支払機関側で、患者の受診時の加入保険者等を可能な限り特定し、その保険者等が診療報酬等を負担することになります。
保険者等を特定することができない場合には、災害等の際の取扱いに準じ、各保険者等で、当該医療機関等に対する診療報酬等の支払実績に応じて診療報酬等を按分して支払うこととなります。