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第5章 歯科で使用されるフッ化物とPFASの違い

 近年、有機フッ素化合物であるPFASという物質が環境や健康の問題で注目され、むし歯予防に用いられるフッ化物(フッ素)と混同されることがあります。
しかし、PFASとむし歯予防に使うフッ化物は性質も用途も全く異なります。
PFASは、フッ素と炭素(C)が結合した有機フッ素化合物の総称で、人工的に作られた物質で、本来、自然界には存在しない物質です。消火剤や撥水性素材や調理器具などに幅広く使われてきましたが、環境中で分解されにくく、発がん性などの健康への影響が懸念され、世界各国で規制の動きが進んでいます。
一方、むし歯予防に用いられるフッ化ナトリウムなどのフッ化物は、無機フッ化物であり、自然界(海、土、食べ物)に広く存在して、長年にわたりむし歯を防ぐ目的でも使用されています、適切な使用法で使われる限り、長年にわたり安全性が確立されています。


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