目 次
第1章 フッ化物によるむし歯予防 / 第2章 フッ化物配合歯磨剤(フッ素入り歯磨き剤) / 第3章 フッ化物洗口 / 第4章 フッ化物歯面塗布 / 第5章 歯科で使用されるフッ化物とPFASの違い
第3章 フッ化物洗口
フッ化物洗口剤は、フッ化物を含むうがい薬を使って口をすすぐ方法です。特に子どもや高齢者のむし歯予防に効果的で、学校や家庭で広く行われています。特に保育園、幼稚園等や小学校で、集団で実施されています。
推奨される年齢
4歳頃から12〜14歳頃(第二大臼歯が生えてくる時期)
特にフッ化物洗口は、生えた直後の永久歯のむし歯予防に有効であるため、永久歯が生え始める時期から継続してフッ化物を作用させることが効果的です。フッ化物またフッ化物洗口は、歯磨きだけでは防ぎきれない「歯と歯の間」などのむし歯予防に効果があり、むし歯リスクが高い子供のむし歯予防に有効です。フッ化物洗口にご興味のある方は、かかりつけ、または最寄りの歯科医療機関にご相談ください。
方法
1)毎日法
250ppmまたは450ppmのフッ化物製剤を毎日1回使用する方法です。毎日の日常生活の中で習慣化しやすい方法です。保育園や幼稚園などで集団で実施する場合は、月曜日から金曜日まで、週に5回行います。
2)週1回法
900ppmのフッ化物製剤を週に1回使用する方法です。
学校などの集団活動として導入しやすい方法です。
基本的な洗口手順
- 7〜10mlのフッ化物製剤を口に含む。(ペットボトルのキャップ1〜2杯程度)
- うつむきで約30〜60秒間、歯全体に行き渡るように、ぶくぶくうがいをする。
- 吐き出し、そのあとは洗い流さない。
- 洗口後は、30分程度は飲食をしない。
安全性
フッ化物洗口剤は低濃度であり、正しく使えば安全です。飲み込まないようにすることが大切ですが、1回量を誤って飲んでも健康に影響が出ることはありません。
フッ化物洗口マニュアル(2022 年版)−健康格差を減らす、保育園・幼稚園・子ども園、学校や施設などにおける集団フッ化物洗口の実践−
「歯科口腔保健の推進に資するう蝕予防のための手法に関する研究」班 編
https://www.mhlw.go.jp/content/001037973.pdf

