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目 次

概要 / 診断と治療 / まとめ

5.睡眠障害の正しい診断と重症度

1. 睡眠障害の診断

睡眠障害の 診断は、脳波を基本 とします。加えて目の動き、オトガイ部の筋肉の動き、呼吸の状態、血圧、心電図、鼻や口の空気の流れ、足の動きなど多くの項目を同時に記録し、分析することによって行われます。 閉塞性無呼吸症候群の場合 、呼吸停止により脳波上覚醒が起こり、呼吸が再開されると脳波も睡眠状態となります。この連動した動きが確認出来て初めて診断されます。この検査を終夜ポリグラフィー( PSG )と言います。 この検査は医科医療機関で行う事になっています。

2. 睡眠時無呼吸症候群の重症度

無呼吸指数 (Apnea Index AI )
: 1 時間当たりの無呼吸数


低呼吸指数 (Hyponea Index HI )
: 1 時間当たりの低呼吸( 安定した呼吸に比べて気流が 50%以下減少する状態)数


無呼吸低呼吸指数 (Apnea Hyopnea Index AHI )
: 1 時間当たりの無呼吸低呼吸指数の和。

AHIが重症度や治療効果判定の基準となります。

軽症:5 ≦ AHI < 15

中等度症:15 ≦ AHI < 30

重症: AHI ≧ 30

重症になるに従い合併症を悪化させる割合が高くなり早急の治療が必要です。


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