「歯の学校」 WEBで学ぶ、歯と口の健康。
2024 vol.79

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制作:日本歯科医師会 協力:ライオン

開発者’s Voice

ハブラシの
「薄型ヘッド」が
寿命の短い奥歯を救う!?

毎日使っているハブラシ。その「ヘッドの厚み」を気にしたことはありますか?
ヘッドが厚いハブラシでは、奥歯や奥歯の奥までしっかりみがくのはなかなか困難…。
そこで生まれたのが「薄型ヘッド」。なぜ、何のために、どうやって誕生したのか?開発担当者に話を伺いました。

  • ライオン株式会社
    グローバル開発センター
  • 高橋 純さん
高橋 純さん

Act 1そもそも「ヘッドの厚み」に
着目したのはなぜ?

30~40代で奥歯を失う人は、前歯を失う人の約14倍という調査結果がきっかけでした。原因はさまざまだと思いますが、奥歯の奥までしっかりみがけていないために、むし歯や歯周病にかかってしまったのではと考えたのです。そこで、奥歯の奥までみがきやすいハブラシの開発に取り掛かりました。

※厚生労働省「平成17年歯科疾患実態調査」

Act 2ヘッドは薄ければ薄いほど
いいの?

そうとは限りません。ヘッドの厚みが薄いほど口の中での動かしやすさは向上するものの、“これ以上薄くしても操作性に差がでにくい”という境目はあります。加えて、ヘッドを薄くしすぎると、ハブラシとして必要な品質を確保できなくなってしまいます。必要な強度を担保しつつ、操作性の向上が見込まれる厚みを導きだすために、開発時には0.1mm刻みのプロトタイプを作製し、そのすべての強度データをありとあらゆる方面から取得しました。そして最終的に現在の厚み(クリニカアドバンテージでは2.6mm、システマハグキプラスなどでは3.0mm)にたどり着いています。

クリニカアドバンテージハブラシ(コンパクト)2.6mm クリニカハブラシ 3.9mm

Act 3従来品とは素材も変えたとか?

当時、一般的なハブラシに使用されていたのは、ポリプロピレンか、透明ハンドルに用いるポリエステル系の樹脂ぐらいでした。残念ながら、これらの樹脂では私たちが求める高い操作性と強度を達成することは困難だったのです。そこで、探索のすえに選定したのが、高強度プラスチックと言われる「ポリオキシメチレン(POM)」です。POMは高強度であるため、自動車のドアハンドルやシートベルトにも用いられています。

Act 4「薄型ヘッド」は、
本当に
奥歯の奥まで届いてくれるの?

「薄型ヘッド」のハブラシは、「ヘッドの厚いハブラシ」に比べると奥歯のさらに奥まで届くことがわかっています。奥歯の咬合面をみがくにはそれほど差は感じないかもしれませんが、ヘッドの先端が奥歯の位置よりさらに奥側まで入るため、奥歯の奥にもしっかり毛束があたり、歯垢も落ちやすくなります。

薄型だから、奥歯の奥まで届く!

ヘッドの厚いハブラシ ヘッドの厚みが3mmのシステマハブラシ 比較図

※イメージ

※自社製品との比較において

※みがき方によっては届かない場合もあります。

Act 5読者の方へメッセージを!

非常に空間が狭い奥歯のブラッシングにとって、ヘッドをわずか数mm薄くすることが非常に有用であることを、実感とエビデンスの両面から地道にデータを積み上げてきました。我々研究員がこだわりにこだわり抜いた薄さです。その使い心地を、ぜひ一度体験してください。そして、毛の種類やかたさ、大きさだけでなく、ヘッドの薄さもハブラシを選ぶ際の一要素にしていただけたらうれしいです。

クリニカ
アドバンテージ
ハブラシ
システマ
ハグキプラス
ハブラシ
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