制作:日本歯科医師会 協力:ライオン
衣装協力:ブラウス、スカート/nineteen bloom color、パンプス/卑弥呼
定期受診+セルフケアで
健康な歯を守っていきたいです。
- 関根 麻里さん Mari Sekine
- 1984年、東京都出身。2006年にデビュー以来、愛らしさと知性や語学力を武器に情報・バラエティ番組で司会者や出演者、インタビュアーとして幅広く活躍。2014年に結婚し、現在2児の母。
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日本歯科医師会
歯科医師 石野 善男
子どもの頃から定期的に歯医者さんに通う関根さん。
2人のお子さんにも、その習慣を受け継いでいるそうです!
歯周病って、お口の中の病気というより、
全身の健康に影響を及ぼす病気なんですね。(関根)
先生歯周病について、どんなイメージを持っていますか?
関根歯ぐきの健康が脅かされる病気で、年齢とともになりやすくなるので気をつけた方が良いという認識です。
先生確かに歯周病は、年齢とともにリスクも罹患率も高くなります。ただし、若い世代の歯周病も決して少なくありません。20代ですでに兆候が見られる人はいますし、30代でも3人に2人が歯周病なんです。
関根年齢とさほど関係ないんですね。
先生そうなんです。歯周病は、歯と歯ぐきのすき間に付着した歯垢(プラーク)の中で歯周病菌が増殖して、歯ぐきに炎症を起こす細菌感染症です。痛みなどの自覚症状が少ないので、知らず知らずのうちに進行してしまうのも特徴です。
関根自分では気づかないうちに症状が進んでしまうんですか!?
先生永久歯は、親知らずを除いても28本あります。すべての歯の周りの歯ぐきに炎症が起きているような重度の歯周病だと、炎症部の総面積は「手のひら」ほどの大きさになるんです。体のほかの部位にそれほど大きな炎症があったら、放っておかないでしょう?
関根確かに、ありえません。
先生しかも、歯周病菌やそれが出す毒素は、心疾患や脳疾患のリスクを高めたり、糖尿病を悪化させたりすることが分かっています。また、妊婦さんが歯周病だと、早産や低体重児出産のリスクも高くなると言われているんですよ。
関根以前に出演した番組で、むし歯が原因で心臓弁膜症が引き起こされるケースがあると知って驚きました。歯周病もお口の中の病気というより、全身の健康に影響を及ぼす病気なんですね。
歯科医師はみなさんの歯とお口の健康を守る
“パーソナルトレーナー”です!(先生)
関根歯周病はどうすれば予防できるんですか?何か特別なケアが必要なんでしょうか?
先生細菌の塊である歯垢や歯石をしっかり取り除くことが、もっとも重要です。そのためには、年に2回以上は歯科医院などで歯と歯ぐきの健康状態をチェックしてもらい、歯石の除去など必要に応じたケアを受けること。そして、歯科医師や歯科衛生士のアドバイスに基づいた適切な歯みがき習慣を続けることが大切です。関根さんは普段、どんなセルフケアをしていますか?
関根ハブラシとデンタルフロスを使っています。デンタルフロスは、かかりつけの歯医者さんですすめられて、子どもの頃から使い続けています。
先生歯科医院などにも定期的に通っていますか?
関根今は年3~4回のペースで行っています。自分ではきちんとみがいているつもりでも、みがき残しがあるんですよね。なので、ブラッシング指導は必ず受けています。「奥歯のココはハブラシをこういう角度であてて、もう一方の手の指で口を広げて…」みたいに(笑)。
先生セルフケアの実践もプロフェッショナルケアを受ける頻度も、歯とお口の健康を守る上では大変理想的です。
関根実は、出産してしばらく歯医者さんに行っていなかったら、むし歯になってしまったんです。夜中に授乳のために起きると、空腹を感じてつい何か食べてしまい、眠いので歯みがきをする気力はないけれど、口をすすぐぐらいは頑張ってしていて…という感じでしたから、当時の私のお口は、むし歯にとって絶好の環境だったのかも(笑)。その後、久しぶりに受診したらむし歯が見つかって…。すぐに治療していただいたおかげで大事に至りませんでしたが、やっぱり定期的に歯医者さんに通うことは大切だなって反省しました。
先生健康でいたいから、元気な状態を保ちたいからと、みなさんジムに通ったりするじゃないですか。歯科医院なども、そのような場所であると思っていただけるとうれしいです。歯科医師や歯科衛生士は、歯とお口の健康を守りたいみなさんの“パーソナルトレーナー”だと、私は思っています。
関根分かりやすい例えですね。今日、改めて歯周病予防の大切さを教えていただいたので、これからも定期受診の際にアドバイスしていただく方法でセルフケアをしっかり続けて、健康な歯を守っていきます。私の父方の祖父は、亡くなるまで自分の歯がすべて揃っていたそうです。そんな祖父を目標にしたいと思います!
のわくわくリポート!
定期的に歯医者さんへ行く習慣が身についたのは、歯とお口の健康に対する意識が高かったご両親のおかげと話してくれた関根麻里さん。ここ数年は、お子さんたちと一緒に歯医者さんへ。上のお子さんは4歳で、下のお子さんは2歳で“歯医者さんデビュー”したんだって!むし歯も歯周病もご家族でしっかり予防できそうだね。
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