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エアータービン

エアータービンのヘッド部分では、回転羽根(ローター)が小さな鋼球(ボールベアリング式)や空気の薄い膜(エアベアリング式)で保持されています。圧縮空気が送られることにより、ローターを30万〜50万回転/分で超高速回転させることができます。ローター部分にはダイアモンドポイントなどの回転工具が装着されます。

ダイアモンドは天然の鉱物で最も硬く、熱でも安定して摩擦係数も低いために、歯質の中でも一番硬いエナメル質の切削に適していると考えられています。ダイアモンドポイントは金属製の工具先端に、用途に適した粒径のダイアモンド粒子をニッケルまたはクロムメッキで電着させたものです。歯面や修復物の仕上げ研磨では微粒子のダイアモンドポイントが適しています。
このような回転工具を用いたエアータービンによる歯質の切削は、高速回転による発熱や目詰まりを防止するため、必ず注水下で行われます。エアータービンは超高速回転の反面、マイクロモーターにくらべてトルクが小さく、歯質の切削は軽い圧(フェザータッチ)で行う必要があります。
この低トルクを補うことを目的に、近年では変換ギアによって回転速度を20万回転/分程度まで増速した注水式のマイクロモーターハンドピースが開発され、エアータービンの代替として用いられることもあります。

昭和大学歯科保存学講座歯科理工学部門 宮ア隆


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