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言語機能と構音障害

構音機能の検査について教えてください。

構音機能の検査は、発音が正常か、正しい発音のための運動は可能か、実際にどの程度話が相手に伝わっているのか、などを知り、治療方針を検討するために行います。検査は主に言語聴覚士が行いますが、歯科医師が行う場合もあります。

(1)会話明瞭度検査

コミュニケーション手段として、会話がどの程度相手に伝わるかを検査します。簡単な会話をして、「よく分かる」から「全く分からない」までの5段階で評価します。

(2)声の検査

1)声の聴覚的印象評価

声の質について、ガラガラ声、息が漏れるような声、力を入れられない状態の声、力が入り過ぎている声などの有無や程度を評価します。耳鼻咽喉科で行われることもあります。

2)最長発声持続時間の測定

「あー」と出来るだけ長く言い続けて、持続時間を測る検査です。持続時間が10秒以下の場合は、声帯など喉に何らかの問題があることが考えられます。

3)構音検査(発音操作の検査)

日本語のうち、代表的な 「パ行」「タ行」「サ行」「ラ行」「カ行」を発音します。 音が正常に作られているか、発音している時に口唇や舌がどのような動きをしているかを調べます。

4)鼻咽腔閉鎖機能検査(発音時の鼻漏れの検査)

上あごの奥にある軟口蓋によって、鼻と口の境(鼻咽腔)がしっかり閉じられるかを調べます。鼻咽腔の閉鎖が不良な場合、発音時に「開鼻声(声が鼻に抜ける)」や「鼻音化(発音が鼻にかかる)」が生じます。声を耳で聞いて判断する聴覚的判定や、ブローイング(吹く動作)によって鼻からの息漏れの有無と程度を調べます。

5)交互運動能力検査
 「パ・タ・カ」の音を速くたくさん言うことで、発話速度、リズムの異常を調べます。「パ」では口唇閉鎖運動、「タ」では舌の先の運動、「カ」では舌の後方部の運動が、どの程度連続してできるかを評価します。

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