11月公開予定 発行:日本歯科医師会 協力:サンスター
「フレイル」に大きく関連しているのが、筋力の低下である「サルコペニア」です。それは、「指輪っかテスト」で簡単にチェックすることできます。
両手の親指と人差し指の輪で、利き足ではないほうのふくらはぎの一番太い部分を、軽く囲んでください。ここで指とふくらはぎの間に隙間ができると、加齢や病気によって筋肉量が減少しているサルコペニアの可能性があります。
中高年の方は、メタボを気にして痩せているほうがよいと思いがちですが、高齢期になると、逆に細いほうがリスクを抱えている状態。考え方のチェンジが必要です。
※「指輪っかテスト」は、東京大学高齢社会総合研究機構が実施した柏スタディをもとに考案されました。東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢:フレイル予防ハンドブックより引用
「オーラルフレイル」は、生活習慣からチェックできます。次のチェック表で、自身に該当する項目の点数を合計してください。
生活習慣やご自身のお口の状態等からオーラルフレイルの危険性(リスク)をチェックしてみましょう。
もし「危険性が高い」としても悲観することはありません。
オーラルフレイルは、健康に戻りやすい段階なので、早めに気づいて、対処していくことが大切です。
このチェックを通して、これからお口や歯をどうケアしていくかといった、意識変化のきっかけにしてください。
※歯を失ってしまった場合は義歯等を適切に使って堅いものをしっかり食べることができるよう治療することが大切です。
出典:東京大学高齢社会総合研究機構 田中友規、飯島勝矢
噛む筋肉には、こめかみにある手のひらサイズの「側頭筋」と、頬から顎に向かって走る「咬筋」があります。奥歯をぐっぐっと噛み締めた際に、この2つの筋肉が動いていれば、噛む力はしっかりと残っています。しかし、筋肉が動かない方は、オーラルフレイルの可能性があります。
オーラルフレイル対策と改善に役立つスマートフォン向け無料アプリをダウンロードすることができます。
サンスター株式会社が提供している『おくち元気チェック』では、お口の元気度を数値化し、記録できるようになっています。
同じく無料アプリ『毎日パタカラ』では、口腔機能をトレーニングできます。こういったアプリを生活習慣に取り入れ、オーラルフレイル対策、そして改善を目指していきましょう。
サンスター・オ―ラルフレイルケア・プロジェクト
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