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ライフステージに応じた食育支援(食べることから健康な生活を考える)

1.乳幼児期

1)乳児期

(1)授乳を通じての口腔機能の発達支援
  • 乳首をしっかりふくませよう
  • 母乳育児の推進
  • のみ込む動きを引き出す食べさせ方をしよう
  • 口に取り込む動きを引き出す食べさせ方をしよう
  • かむ動きを引き出す食べさせ方をしよう
(2)食器から水分を飲む機能発達への飲ませ方の介助法の指導支援
  • コップから水をのむ動きを引き出す飲ませ方をしよう
(3)離乳食の調理への食べ方・食べさせ方からの支援
  • のみ込みやすい物性の食品を食べさせよう(栄養士と連携)
  • つぶれやすい物性の食品を食べさせよう(栄養士と連携)
  • かみやすい物性の食品を食べさせよう(栄養士と連携)

2)幼児期
2-1)幼児期前半(乳歯萌出期)

食事の自立のための食育支援(自食の発達を促し、歯でかむ支援の仕方を学ぼう)

(1)歯の萌出に応じた咀嚼機能獲得のための支援
  • 上下の前歯が生えてきたら前歯を使ってかみとらせよう
  • 上下の奥歯が生えてきたら硬い・繊維に富んだ食物を食べさせ始めよう
  • 早食い・過食にならないように、かんで食べる調理の工夫をしよう
  • ゆっくりかませて薄味でも満足感が得られるような食べさせ方をしよう
(2)咀嚼機能が上手に営めるための食具を使った食べ方の支援
  • 口の動きに手指の動きを合わせて手づかみで食べさせよう
  • 口の動きに合わせた食具(スプーン・フォーク)の使い方を学ばせよう
(3)口腔機能(咀嚼・構音・表情表出)の発達を促す食べ方の支援
  • 硬軟、大小、硬さや大きさの異なる種々の食品をゆっくり食べさせよう
  • 唇を閉じたままの咀嚼を促そう

2-2)幼児期後半(乳歯列完成期)

集団で食べるための食育支援(食べ方のマナーとしっかりかむ習慣をつけよう)

(1)食材に応じたかみ方、食べ方の支援
  • 生え揃った乳歯を使いしっかり咀嚼しよう
  • 食べ物の硬軟、大小、粘度などに応じた食べ方を学ぼう
(2)自立して美味しく食べる食べ方の支援
  • 五感が満たされる食べ方を学ぼう
  • 食事時の右手、左手の役割を理解し、口の動きとの協調を学ぼう
  • 食具としての箸の食べ方における使用法を学ぼう
(3)しっかりかんで肥満の解消・予防のための食べ方の支援
  • よくかんで少量でも十分な満足感が得られるような食べ方をしよう
  • 早食い、丸のみ、食べ過ぎを防ぐためにしっかりかむ習慣をつけよう

「おくいぞめ(お食い初め)」「歯固め」「一升もち」の行事を食文化伝承として、食と口(歯)を結びつけ、食に果す「歯・口」の役割と大切さを育んでいこう(食文化の継承のための活動への支援)

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