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目 次

4.どんなスポーツをする時に、マウスガードをつけたらいいのでしょうか?

マウスガードの着用がルールで義務付けられているのは、ボクシング、キックボクシング、アメリカンフットボール、アイスホッケー、インラインホッケー(ジュニア)、ラクロス(女子)、ラグビー(中学生、高校生、他)、空手道(一部、他)、テコンドー(世界テコンドー連盟)などです。中学生や高校生では体がぶつかり合うコンタクトスポーツ以外にも、バスケットボール、野球など球技での外傷も多くなっています。

5.野球のボールが当たって、一度歯を折ったことがあります。野球ではマウスガードの着用が義務付けられていませんが、マウスガードをしたほうがいいでしょうか?

野球を始めとして、サッカー、バスケットボール、テニスなどの球技スポーツでは、飛んできたボールがあたったり、相手の足でけられたり、またゴールポストや壁に激突したり、あるいは隣にいたプレーヤーが振り回したバットやラケットとぶつかったりして、歯や顎が折れたり、歯が脱臼(ゆるんでしまう)したりする事故がしばしば報告されています。ルールで義務化されていなくても「自分の身体は自分で守る」が基本です。

安心してスポーツに参加できるように、思いっきりプレーを楽しめるように、マウスガードを装着することをお勧めします。特に小さいお子様を持つ保護者の方々やジュニアの指導育成に関与されているコーチングスタッフの方には、スポーツ・運動の楽しさを教育するとともに、スポーツ安全に関する助言とマウスガード装着の指導を忘れずに行っていただきたいと思います。

6.マウスガードには脳震盪の予防効果があるって聞きましたが、本当ですか?

脳震盪の予防効果については賛否両論があり、科学的に明確な結論が出ているわけではありません。現在のところ、顎から頭部へと伝達される衝撃力がマウスガードの持つクッション効果によって緩和されるので、脳震盪の予防につながると説明されています。また、マウスガードをグッとかみしめることで、頸部の筋肉の緊張度がより高まり、首が固定されて、頭部がフラフラしなくなるので、脳震盪が予防できるという仮説もあります。いずれにせよ、今後の解明が待たれるところです。

【参考】

1.スポーツマウスガードハンドブック,医学情報社,東京, 2004 年.

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