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デンタルチーム

デンタルチーム

リーダーは歯科医師

 歯科医学の進歩につれて、歯科医療の分野でも業務は複雑になってきました。そこで昔は歯科医師一人でしていたことも、現在は歯科医師を中心に歯科技工士、歯科衛生士、歯科助手のチームワークで行うようになりました。これから、歯科医療の現場を支える私たちデンタルチームをご紹介します。

 まずはリーダーである歯科医師が自己紹介します。私たち歯科医師は、全国に二十九ある大学の歯学部で六年間の教育を受けています。最初の二年間は教養課程で一般教養を学び、その後四年間、専門教育を受けます。専門課程の最初の一年間は基礎医学(解剖学、生理学、病理学、細菌学、薬理学など)を中心に学びますので、医学部とほとんど同じです。あとの三年間が歯科の専門分野の教育を受けます。そして難関の歯科医師国家試験を受験し、合格してはじめて歯科医師としての業務が行えるようになります。

 現在、私たちの仲間は全国で約七万四千人いますが、毎年約三千二百人ずつ新しい歯科医師が誕生しています。昔は「歯医者は待たされる」とよくいわれていましたが、最近はずいぶん改善されたようです。以前は痛みを止めるだけの応急処置に追いまくられていた私たちも、ゆっくり患者さんとコミュニケーションをとりながら診療できるようになりました。きっと読者のみなさんの住まいの近くにも、二、三の歯科医院があると思います。自分に合った歯医者さんを見つけて、気軽に歯科医院を訪れてください。

これまで私たちは、医院にいて、来られた患者さんだけを診療していました。しかし今後は、寝たきりになってしまて医院に来て受診できない患者さんに、訪問診療を行うことも必要になってきています。在宅老人介護を行う家庭が増えて、そのようなニーズがたくさんあることもわかってきました。高齢化社会を迎え、私たち歯科医師の担わなければならない分野はますます多くなるでしょう。

出典: 「歯にいいはなし」香川県歯科医師会 編
発行:医歯薬出版株式会社
元日本歯科医師会生涯研修委員会委員長・武部裕光

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