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広場へ > お口の病気と治療 > 歯の形・数・色、歯肉の色の異常

(2) 歯の数,その異常について(参考例:図A-A,図@-F)

 健常な歯による発育萌出後の歯種名と数は乳歯列期では歯列の正中部の前方から後方に向かって順に乳中切歯,乳側切歯,乳犬歯,第1乳臼歯,第2乳臼歯の5種から成り,上・下・左・右で,5種×4=20本です。永久歯列期では同様に中切歯,側切歯,犬歯,第1小臼歯,第2小臼歯,第1大臼歯,第2大臼歯と個体によっては智歯や親知らずとも呼ばれる第3大臼歯や更に後方に稀に第4大臼歯に相当する過剰歯(図A-Aのaとbを参照)の発現をみますが,標準的には最大で8種×4=32本で,個体によって多少の過不足を認めます。このほか,乳歯列期と永久歯列期の交換期である移行期には混合歯列期(図A-Aのc参照)があります。また,萌出障害による埋伏状態の歯(埋伏歯)や歯の芽(歯胚)の先天的欠如に伴って,見かけ上の歯数の減少を見たり,逆に歯の芽が発育の早期の分割分離した過剰歯や,逆に融合によって巨大歯化を見こともあります。従って,歯の数の異常としての過剰歯の多くは,歯の大きさの異常も伴っていることになります。しかし,稀にすべての歯種が歯の芽の段階で欠如している先天的無歯症の場合もあります。


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