目 次
- 1.マウスガードって、どういうものですか?
- 2.マウスガードはいつ頃から使われていますか?
- 3.どうしてマウスガードをしなければならないのですか?
- 4.どんなスポーツをする時に、マウスガードをつけたらいいのでしょうか?
- 5.野球のボールが当たって、一度歯を折ったことがあります。野球ではマウスガードの着用が義務付けられていませんが、マウスガードをしたほうがいいでしょうか?
- 6.マウスガードには脳震盪の予防効果があるって聞きましたが、本当ですか?
- 7.マウスガードにも色々な種類があると聞きましたが?
- 8.カスタムメイドマウスガードのことを詳しく教えてください。
- 9.既製のマウスガードを購入する際に気をつけるポイントは?
- 10.既製品のマウスガードの調整の仕方を教えてください。
- 11.既製マウスガードの調整が上手く行きません。どうしたらいいですか?
- 12.マウスガードの手入れの仕方はどのようにすればいいですか?
- 13.マウスガードの保管方法で気をつける点は?
- 14.スポーツ中に歯が欠けてしまった場合の救急処置はどのようにすればよいですか?
- 15.スポーツ中に万一歯が抜け落ちてしまった場合の救急処置はどのようにすればよいですか?
- 16.歯を食いしばった時には、どれくらいの力が歯にかかっているのですか?
- 17.歯をグッと食いしばると、全身の筋力がアップするって聞きましたが、本当ですか?
- 18.マウスガードのことをもっと詳しく知りたいのですが?
13.マウスガードの保管方法で気をつける点は?
マウスガードは軟らかい樹脂でできていますので、高温で変形しやすくなります。夏の暑い日に車内に置いておいたり、冬に暖房機の近くに置いておくことは避けましょう。また、ポケットに入れたり、誤って踏みつけたりしても変形の危険性があります。マウスガードは専用のプラスチック容器に保管することをお勧めします。保管する際には、きれいに洗ってから水気を十分に取ってしまいましょう。タッパーウエアなど密閉性の高いものも長期間入れっぱなしの状態は適切ではありません。
14.スポーツ中に歯が欠けてしまった場合の救急処置はどのようにすればよいですか?
歯が欠けた場合は、欠けた歯を調べてみて下さい。大きく欠けている場合には欠けた歯を探して持っていて下さい。歯科医院で接着できるかもしれません。通常、大きく欠けた場合には歯髄(俗に言う歯の神経)に達している場合もあります。欠けた歯の真ん中がピンク色に見えたり、出血しているような場合には急いで歯科医院に行きましょう。歯が少し欠けた程度で、出血も脱臼もなければ、あわてることはありません。
15.スポーツ中に万一歯が抜け落ちてしまった場合の救急処置はどのようにすればよいですか?
ぶつけた歯が抜けそうなくらいにグラグラしている場合には、指で元の位置に戻す応急処置を行ってみましょう。上手く元の位置に戻せたら、止血と固定を兼ねて、ガーゼをかませましょう。応急処置後は、できるだけ速やかに歯科医院を受診して、精密検査と治療を受けましょう。
歯が完全脱臼して、抜け落ちてしまった場合には、再植できるかどうかは時間との勝負です。すぐに探して下さい。見つけたら歯の根を持たず、いつも見えている歯冠の部分を持って「歯の保存液」「牛乳」などに入れて急いで歯科医院に行きましょう。「歯の保存液」や「牛乳」に浸すことなく、乾燥させてしまうと30分が再植の限界時間と言われています。