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  • 歯医者さんで予防歯科!体験レポ

制作:日本歯科医師会 協力:ライオン

歯医者さんで予防歯科!体験レポ

むし歯や歯周病などを防ぐためには、
歯科の定期受診が欠かせません。
口内の状況をプロの目でチェックした後、
お口の隅々まできれいにしてもらい、
自分に合うセルフケア法も学べる、
歯とお口に良いことがいっぱいの
定期受診を体験してきました!

早わかり 歯科の定期受診「6つのSTEP」

事前の準備

受診の予約!

行きたい歯医者さんに電話やメールで予約。
待ち時間も短く済むので安心です。

当日の持ち物を確認!

保険証のほか、お薬を飲んでいる人はその薬やおくすり手帳、
妊婦さんは母子手帳をお忘れなく!

受診前の歯みがきは普段通りでOK!歯医者さんや歯科衛生士さんが、あなたのセルフケアの効果やみがきグセなどをチェックしやすくなります。

歯医者さん、緊張するな~! 歯医者さん、緊張するな~!

1健診

歯とお口の健康状態をチェック!

歯並びや歯と歯ぐきの状態、舌の状態、歯の清掃状況など、お口の中をプロの目で確認。見た目ではわかりにくい「初期むし歯」(穴の空いたむし歯になる一歩手前の状態)などの疾患リスクがないか、隅々まで診察します。

POINT!

健診前に、歯とお口の気になることや生活習慣を確認するチェックシートを記入。

※チェックシートの項目は施設により異なります。

チェックシート

2レントゲン撮影

見えないところもしっかり確認!

歯と歯の間や治療済みの歯の内部、歯を支える歯槽骨しそうこつなど、目で直接確認できないところはレントゲン検査でチェック!治療済みの歯が再びむし歯になる「二次にじしょく」や歯周病などの早期発見に役立ちます。

※ 歯科のX線照射は他部位への影響はほぼ無いと考えられているため、防護エプロンを使わない施設もあります。

POINT!

歯と歯の間のむし歯や、治療後の詰め物と歯の間にできる大人に多いむし歯「二次う蝕」は、気づかないうちに進行してしまうことも!

※ 歯科のX線照射は他部位への影響はほぼ無いと考えられているため、防護エプロンを使わない施設もあります。

3染め出し

気づきにくいみがき残しを
“見える化”

歯垢(プラーク)を赤く染め出す「歯垢染色剤」を使うと、落とし切れていない汚れがクッキリ!歯並びなどで歯垢が付着しやすい場所、ブラッシングのクセでみがき残しをしやすい場所がよくわかります。

みがき残しが一目瞭然!

4歯みがき指導

自分に合ったセルフケアを学ぶ!

ハブラシの持ち方や当て方、動かし方、デンタルフロスや歯間ブラシなどハブラシと併用したいアイテムの使い方、歯みがき剤の選び方など、一人ひとりに合ったセルフケアの方法を指導します。

デンタルフロスの使い方も
教えてもらおう!

ハブラシと併用したいアイテムの数々。ハブラシだけでは落とし切れない歯と歯の間についた汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシでケアを。舌に付着した細菌の塊で口臭の一因になる「舌苔ぜったい」の除去には舌ブラシがおすすめ!

5クリーニング

プロの技で歯の隅々まできれいに!

プロの技術で、みがき残した歯垢や、歯みがきでは落とせない歯石を丁寧に除去。さらに歯の表面をきれいにみがいて、歯垢の付着を予防します。

歯みがきは、思う以上に難しいもの。丁寧にみがいたつもりでも、みがき残しは必ずあります。クリーニングでお口全体をリフレッシュすれば、笑顔にも自信がもてるようになりますよ。
歯みがきは、思う以上に難しいもの。丁寧にみがいたつもりでも、みがき残しは必ずあります。クリーニングでお口全体をリフレッシュすれば、笑顔にも自信がもてるようになりますよ。

6総合アドバイス

予防歯科の知識をアップデート!

レントゲン画像やチェックシートを見ながら、歯科医師が歯とお口の状態を詳しく説明。歯とお口の健康を守るための生活習慣や食習慣などのアドバイスも。

体験者 香月さん

受診してみた感想は?

お口の中がスッキリ!
私に合った歯みがきも教えてもらえて満足です!

いつもみがきにくいと思っていた上の奥歯の奥や裏側も、しっかりブラッシングできるコツがあるんですね。クリーニングしてもらった後の歯を舌でさわるとツルツルで気持ちいい!これを保つためにも、今まで以上にセルフケアを頑張ります♪

歯科医師 天野敦雄先生

歯科医師からのメッセージ

定期的な歯科受診が、
あなたの歯とお口の健康を守るカギです!

むし歯や歯周病は“予防できる病気”です。だからこそ歯科医院などで受けるプロフェッショナルケアと、アドバイスに基づくセルフケアの継続が大切。歯とお口の主治医はあなた自身です!歯医者さんと一緒に予防歯科を実践して、健康できれいな歯を保ちましょう。

いっしょに予防歯科を実践しましょう!

ここが知りたい!
歯医者さんで予防歯科Q&A

Q1.
どんなことするの?
 
A.
みがき残しや、むし歯・歯周病の初期症状などがないかチェックしてから、歯科医師や歯科衛生士が口内を隅々までクリーニング。あなたのお口の状態にあったセルフケアのアドバイスも!歯とお口の状態によって、必要な処置を行います。
Q2.
痛みなどの自覚症状はないけど、行くべき?
 
A.
歯医者さんはいまや、“痛くなったら行く場所”ではなく、“歯とお口の健康をサポートしてもらう場所”。自分では気づかなくても、歯と歯の間など目では見にくいところのみがき残しにむし歯のリスクが潜んでいるかも…?定期受診は、今の自分のお口の状態を知り、歯とお口の健康を守るコツを学ぶ絶好の機会!ぜひ習慣にしましょう♪
Q3.
どこで受けたらいいの?
 
A.
まずは日本歯科医師会のHPで、歯医者さんを検索!https://www.jda.or.jp/search/
地域別に検索できるので、自宅や職場の近くなど、あなたが通いやすい歯医者さんがきっと見つかります!
Q4.
費用はどれくらいかかるの?
 
A.
お口の中の状態やこれまでの受診の状況、また医療機関によっても異なります。予約時に問い合わせてください。
Q5.
むし歯や歯周病以外で気になることも相談できる?
 
A.
歯とお口のことで気になることは、すべて歯科医師や歯科衛生士に伝えましょう。顎の痛み、かみ合わせの不具合、歯ぎしりや食いしばりのクセなど、不安なこと・悩んでいること、何でもOK!さまざまな相談に応じてくれます。
Q6.
妊娠中でも受けられる?
 
A.
妊娠している、あるいは妊娠の可能性がある人は、予約時または来院時にその旨を伝えましょう。レントゲンは必要に応じて撮影可能なことも。体に負担がかかる姿勢を避けるなどの対応もしてくれるので、安心して受診してください。安定期(妊娠中期)の受診がオススメです。