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金属アレルギーは、2段階のプロセスによって発症する

金属アレルギーは:①感作 ②誘発 の2つのプロセスに分けて考えられています。

感作:分子量500以下の低分子物質(ハプテン)が皮膚または粘膜に侵入しタンパク質と共有あるいは非共有結合により、ハプテン・タンパク質複合体(完全抗原)を形成します.この抗原は、表皮内あるいは粘膜内に存在するランゲルハンス細胞により処理され、抗原情報としてTリンパ球に伝達されます.抗原情報を持ったTリンパ球は所属リンパ節に移行し、ここで分化・増殖を繰り返し、遅延型エフェクターT細胞、抗原特異的T細胞が生み出されていきます。

誘発:感作が成立した個体に再度同抗原が体内に侵入すると遅延型エフェクターT細胞がその抗原を認識した途端、様々なサイトカインを産生しアレルギー症状を引き起こします。

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