印刷する
広場へ > 雑学いろいろ > 日本人と八重歯 > 世界が八重歯を嫌う?

日本人と八重歯

世界が八重歯を嫌う?

 アメリカでは健康でスリムなことに加え、歯並びが良いことも能力ある企業の上級管理職の外見上の条件だと言われているそうです。
 また、特に欧米においては、出っ歯や受け口など様々な不正咬合(適切にかみ合っていない状態)の中でも、八重歯はドラキュラや狼男、魔女などと関係づけられ忌み嫌われるようです。昭和51年(1976年)にパリで開催された第21回国際心理学会議の発表で、日本の精神科を訪れる在日西欧人の神経症の原因に、日本国内で遭遇した日本人への「文化的ショック」があるとのことで、その具体的な内容として「車内で鼻くそをほじる」「タンやツバを吐く」「意味不明なスマイル」などとともに「八重歯がドラキュラみたいで気味悪い」が含まれていたとのことでした。
 それではアジアにおける八重歯はどうかと言いますと、以前から韓国と台湾には女優や歌手に歯並びの悪い人はいないようで、八重歯が「可愛い」という認識もないとのことでした。また、中国では八重歯は「虎の歯」と呼ばれ、「幸福が逃げる」または「親や配偶者と離別を早める」などの迷信があり、非常に気にしているとのことです。
 しかし近年は、日本のアニメやアイドル文化がアジアだけではなく欧米でも受け入れられているようですので、日本のアニメのコスプレをしている外国人や日本のアイドルのファン達に八重歯への意識を聞いてみるのもおもしろいかもしれません。

 

参考文献

■「大野肅英、他:八重歯の考現学(上)日本歯科評論/June 1988,No.548 149-160」

■「大野肅英、他:八重歯の考現学(下)日本歯科評論/July 1988,No.549 185-196」

日本歯科医師会 広報委員会

ページトップへ