2020年、デビュー35周年を迎えた森口博子さん。
デビューから変わらない艷やかなボーカルは、
全身の体調管理はもちろん徹底した口腔健康管理に
支えられていたようです。
- 森口さんのオーラルケアのポイント!
しっかり磨いているつもりが、
行き届いていない!?
昔から歯磨きは“丁寧派”だったという森口博子さん。しかし20年程前、歯科医院で驚きの体験をします。
「先生にクリーニングしてもらうと磨き残しが結構あったんです。あんなにしっかり磨いていたのに、どこに汚れが潜んでいたんだろうって怖くなりました。それ以来、フロスをしっかりするようになりました」
現在は3ヵ月に1度、歯科医院で定期的なクリーニングを心がける森口さん。仕事が忙しくて受診の間が空いてしまうこともあるため、その分、自宅での歯磨きは念入りに。洗口液でゆすいで、専用のブラシで歯ぐきをマッサージ、そしてフロスと歯ブラシで歯の汚れを丁寧にとります。4つのツールを使いこなす森口さんが、もっとも重視しているのは“歯磨きのタイミング”です。
「食後はもちろん、朝は“起きてすぐ”、夜は“寝る直前”に磨きます。睡眠中は唾液が減って、口の中の細菌が増え、肺炎の原因にもなると聞いたから。最近、夜はイエテボリ法を意識して、うがいは軽くして、フッ素を残すように意識しています」
イエテボリ法とは、スウェーデンの歯磨き習慣。むし歯リスクから歯を守るために、歯磨き後に口をゆすがず、フッ素を口腔内に残すという方法です。日本でもフッ素入りの歯磨き剤を使う場合は、ゆすぎすぎないように推奨されるようになってきました。森口さんは、新しい情報も上手に日々の習慣に取り入れています。
全身の健康につながると知り、
いっそう歯磨きを熱心に
徹底したケアのおかげで歯科医院では「よく磨けている」とほめてもらうことが多いそうです。「せっかく努力するなら効果の出る努力をしたい」と森口さんもにっこり。
実は、森口さんがオーラルケアに注目するようになったのは30代、ちょうど厄年の頃でした。
「当時いくつか体調不良を感じて、あらためて健康を見直しました。その頃、歯周病が全身の病気、認知症などにも関係があると知ったんです」
その後、自分が「本当にいい」と思ったことは取り入れて習慣化してきました。そのなかに「あいうべ体操」もあります。
「あ、い、う、べと大きく口を動かしながら発音します。“べ”を発音するときは、しっかり舌を出す。この体操で、免疫に大事な唾液もしっかり出るようになるんですね。簡単でどこでもできるから、仕事などのすきま時間があれば、何回でもやっていますよ」
2020年9月に新しいアルバムをリリースした森口さん。歌手として、冷えや乾燥から喉を守り、ベストなコンディションを維持することに余念がありません。オーラルケアに気を配り、唾液をしっかり出して口腔内をうるおすことも、結果的に全身の健康と森口さんの素晴らしいボーカルにつながっているのでしょう。