第1回 生きがいを支える国民歯科会議

開催日:平成21年8月26日(水)
場所:日本歯科医師会801会議室
出席者: 秋元秀俊、阿南 久、伊藤玄二郎、大島伸一、笹川陽平、田中一哉、濱本英輔、藤 重貞慶、星 旦二、前野一雄、松井宏夫、松尾幸造、松田喬和、松谷満子、茂木 守 (代理:伊藤澄一)、山口 建(欠席:猪谷千春、辻 哲夫、福原義春、渡辺俊介) 〈内部委員〉江藤一洋、金澤紀子、中尾 眞、中田郁平、中西茂昭、中原 泉 〈オブザーバー〉飯嶋 理、上原裕之、髙嶺明彦、田沼敦子、富野 晃 (50音順、敬称略)

宮村 ただいまから、われわれ大久保執行部が大きな柱の一つとしております「生きがいを支える国民歯科会議」を開催させていただきます。

小谷田 主催者を代表して、日本歯科医師会会長、大久保満男よりご挨拶を申し上げます。

大久保 本日は公私ともにご多忙な中を、本会議にご出席を賜りましたことを、日本歯科医師会を代表して心からお礼を申し上げます。ご承知のように、いま日本の医療は、歯科医療を含めて、方向性を見失っています。この大きな社会の変化の中で、財源論だけではなく、医師が社会をどう考えるのか、あるいは人間をどう考えるのかというところまで含めて、医療は問われていると考えています。その中で歯科医療は、従来、国民の多くの方々は、痛くなったら歯医者に駆け込んで、1本の歯をキーンと嫌な音をたてて削られて、そして治して終わりというイメージをおもちだと思いますが、実は日本の歯科医療が、もっと大きな可能性と広がりを見せているということについて、あまり知られていない。これはもちろんわれわれのアピール力の不足ということもありますが、先ほど申し上げたように、この分野の医療の本質、目的をわれわれ自身が、十分に示すことができていないから、理解がうまく広がらないということです。

 そこで歯科医療の外の方々で、社会に大変大きな影響力をお持ちの方々にお集まりいただいて、歯科医療がどういう位置づけにあるのかということを、まずお考えを聞かせていただくと同時に、そこから歯科医療に限らず、本日この会の仮称にありますように、生きがいをもって生きるというのはどういうことだろうか、ということまで含めた大きな視点をもって、私ども歯科医療に何ができるのかということを、お示しいただければ大変ありがたい。皆様方にとっては難しい課題だとおっしゃるかもしれませんが、そういうことを私たちと一緒にお考えいただくような場にしたいと思って、お集まりいただきました。

 実は歯科医師会の会員がこの会議に大変注目をして、その開催を心待ちにしていました。それはやはり会員が日々診療をしながら、自分たちの歯科医療の方向性をどうしたらいいかと真剣に考えているということです。今日ご出席の日本歯科技工士会や日本歯科衛生士会、あるいは歯科大学の責任者の方や学会の代表、みんな同じ気持ちだろうと思っております。お忙しい皆様ですので、この会をどれぐらい開けるのかわかりませんが、いろいろとご議論をいただく中で、私どもにとって、そして国民にとって力強いサジェスションをいただければ大変ありがたいと思っておりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

小谷田 まずここで座長の選出をお願いしたいと思います。この件の取り計らいにつきましてご一任をいただければありがたいのですが、よろしいでし ょうか。 (「異議なし」の声あり)

小谷田 ありがとうございます。それでは国立長寿医療センター総長であり、中央社会保険 医療協議会委員、また社会保障審議会の委員でもある大島伸一先生にお願いしたいと思います。 よろしくお願いいたします。

座長(大島) ご指名いただきました大島です。大久保会長のお話にもありましたように、 いま世の中は、高齢化ということを軸にして、非常に大きく変わりつつあります。
  その中で、私ども国立長寿医療センターでは、医療も大きく変わる、そして介護も、福祉も、もちろん歯科医療も大きく変わるという流れの中で、歯科医療についても、いろいろお話をう かがっております。そういう中で、今日ご指名をいただいたと理解しております。
  大変大きな責任と役割を担ったということをしみじみと感じております。いい成果をあげる ことができますように、活発なご議論をお願いしたいと思います。
  それでは最初に小谷田常務のほうから、今日ご出席の方のご紹介をお願いします。

小谷田 それではお名前を紹介させていただきます。その際にはご起立をいただきますよう、お願い申し上げます。ご発言については、大久保会長のプレゼンテーションのあとにいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず秋元秀俊さん、医療ジャーナリストです。次に全国消費者団体連絡会事務局長、阿南久 さん。かまくら春秋社代表の伊藤玄二郎さん。そして国立長寿医療センター総長の大島伸一さ ん。日本財団会長の笹川陽平さん。国民健康保険中央会理事の田中一哉さん。株式会社ロッテ 顧問の濱本英輔さん。日本歯磨工業会会長の藤重貞慶さん。首都大学東京大学院教授の星旦二 さん。読売新聞東京本社編集局編集委員の前野一雄さん。日本医学ジャーナリスト協会副理事 長の松井宏夫さん。シェ松尾代表取締役の松尾幸造さん。毎日新聞論説室専門編集委員の松田 喬和さん。財団法人日本食生活協会会長の松谷満子さん。全国農業協同組合中央会(JA全中)会長の茂木さんの代理で、伊藤常務理事さん。静岡がんセンター総長の山口建さん。

 次ぎにオブザーバーになりますが、日本歯科医学会会長の江藤一洋さん。日本歯科衛生士会会長の金澤 紀子さん。日本歯科商工協会会長の中尾眞さん。日本学校歯科医会会長の中田郁平さん。日本歯科技工士会会長の中西茂昭さん。日本私立歯科大学協会会長の中原泉さん。静岡県歯科医師会の飯嶋理さん。飯嶋さんからはオブザーバーです。NPO法人シックハウスを考える会理事 長の上原裕之さん。沖縄県歯科医師会所属の次期参議院候補の高嶺明彦さん。千葉県歯科医師 会の田沼敦子さん。北海道歯科医師会会長の富野晃さん。

 続きまして、執行部を紹介させていただきます。大久保満男会長。宮村一弘副会長。山科透 副会長。村上恵一専務。続きまして、後方の席におりますが、稲垣明弘常務。中谷譲二理事。森岡俊介理事。恒石みどり日歯総研研究員。最後に私は小谷田です。よろしくお願いします。

座長 どうもありがとうございました。それでは、まず最初に大久保会長のプレゼンテーシ ョンということで、本日のこの会議の意味、あるいはいま日本歯科医師会が何を考え、何をど うしようとしているのかということについてお話をいただきます。
  お話をいただいたあとで、今日ご出席の委員の皆様方から、1人3分ぐらいで、会長の話を 受けて、あるいは普段、歯科医療、日本歯科医師会に感じていること、そしてこれからどうあるべきかというようなことについて、ご意見を伺いたいと思います。話を聞きながら、まとめておいていただければと思います。それでは大久保会長、よろしくお願いします。

大久保 私たちが普段、考えていること、あるいはこれから考えなければならないことも含めて、少し資料ということで、パワーポイントを使ってご説明をさせていただきます。私はし ゃべり始めると止まらないたちですから、なるべく短く、30分ぐらいで終わりたいと思ってい ます。よろしくお願いいたします。

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